高血圧症の症状
国民的な病気ともいえる高血圧症
脂質の多い食事、塩分の強い食事を継続していると、高血圧の可能性が出てきます。
高血圧は数値をしっかり確認する事が大切ですが、何より自覚症状がないということが高血圧症の困ったところなのです。
しかし全く自覚症状がないかというと、高血圧症だとわかってから、あの症状がもしかしたらそうだったのかもしれないと思い当たる事が多いのです。
例えば、頭痛、頭重感、めまいなどもそうですし、耳鳴りなどがあったという方もいます。
こうした「高血圧症じゃなくても起る症状」だから厄介です。
高血圧、糖尿、さらに動脈硬化、これらは生活習慣との関連性が深く、現代に生きる人たちであれば、誰もがいつこれら症状を引き起こす事がある、といえるのです。
高血圧症になると、心臓病のリスクが高くなります。
血圧が高い状態が継続すると、脳血管障害、心臓系の病気なども引き起こす要因となります。
また、高血圧と糖尿が重なるという事になるとさらに心臓、血管の病気を引き起こすリスクが高くなりますので、しっかりと治療するという事が大切なのです。
自覚症状がほとんどない
肝臓疾患についてもサイレントキラーと呼ばれますが、高血圧に関しても自覚症状を感じないままにいきなり重大な症状を起こす事があります。
しかし全く自覚症状がないという事ありません。
気にしていないから気が付かないのです。
主な症状は頭痛、肩こり、しびれ、さらにめまいを起こすこともあります。
これを放置しておくと、胸痛、呼吸がしにくい、むくむ、動悸が激しくなるといった症状に進みます。
こうした症状が出てきた場合、かなり血圧が高くなっている状態です。
兆候ではなく、高血圧に「なっているため」起る症状と判断しなければなりません。
しかしむくむにしても呼吸がしにくいという状態になっても、命の危険性などないでしょ?という方もいます。
高血圧症が怖いのは糖尿病と同じく、合併症が怖いのです。
高血圧症が引き起こす合併症
高血圧になると常に血管に圧力がかかっている状態です。
血管が硬くなり心臓にも負担がかかります。
そのため、心筋梗塞、狭心症などの心臓病のリスクが高くなります。
また血液に関連してしまう症状なので、脳梗塞や脳血管障害を引き起こす危険性もあります。
血圧が高くなっているかもしれないという症状が起きている時、こうした病気につながる可能性がると考えて、医療機関で血圧を降下させる治療を行い、食生活を改善する等、生活改善を行っていくことも大切なのです。
命に係わる合併症の症状は症状ではなく結果となってしまう事が多いです。
心筋梗塞も脳梗塞、脳血管障害に関しても死に直結してしまう可能性がある病気なので、そうなる前にしっかり治療しておくことが重要です。