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高血圧症の治療法

高血圧症は誰もがなりうる

自分では塩分過多の食事をしているとは思っていない、脂質もそれほど多くとっていないつもり、でもバランスのいい食事、病気になるリスクが少ない食事と比較すると、現代に生きる日本人の食事は、「病気になりやすい食事」です。
元々日本人は味噌、醤油などを多様しますし、漬物、味噌汁など塩分が強い食事をしていたので、血圧は決して低めではなかったはずです。
ここに脂肪の多い食事、さらに塩をかなり利用するスナック菓子などをいつでも食べることができるようになり、高血圧になる要素が大きくなってしまったのです。

生活習慣が大きく関与する高血圧症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が基本となります。
どの程度の数値なのか、その他に脂質異常、糖尿などの症状が見えるのかどうか、こうしたことを考慮し、リスクの程度によって生活習慣による治療、さらに薬物療法を利用するかどうかなど決めていきます。

低リスクな高血圧症の治療

高血圧症の治療は一生行うものと認識しておく方がいいでしょう。
生活習慣の修正、また薬物もずっと飲むという方が多いです。
民間療法として、健康食品の卵油を試してみてもいいでしょう。
卵油にはどのような効果がありますか?|FAQ|【ちえの輪卵油】

正常値とはいえず高めといえる高血圧症の場合、まずは生活習慣の修正を3ヶ月間行ってみて、血圧の数値が140/90以上となるようなら、薬物療法をプラスします。
生活習慣の修正で、数値が140/90に下がるようならそのまま食事、運動など生活習慣の改善を継続します。

中等リスクな高血圧症の治療

血圧の数値が平均よりも高い中等リスクな高血圧症の場合は、異なる方法で治療が行われる場合があります。
1ヶ月間の指導を行い血圧の数値が140/90以上であれば、食事の改善や運動などを粉いながらの、降圧薬の治療となるのです。
つまり運動や食事などの生活習慣の改善を行いつつ、プラスして薬物療法を並行して行うという事になります。

合併症があるという方は慎重な治療になる

高血圧症で検査を行ってみたら、すでに合併症を引き起こしているという事もあります。
脳血管に異常が出る事もありますし、心臓が弱くなっていることもあります。

脳血管に異常があるという場合、降圧薬を用いて目標血圧の維持を行います。
発作が起きないように、また起ってしまった方は再発しないように努めます。
心臓病は高血圧症の合併症としてとても多くなるので、血圧コントロールをしっかり行う事が必要です。

腎臓病の場合、高血圧が腎臓病の原因となる事もありますし、腎臓が悪いために血圧のコントロールが出来ないという事もあります。
糖尿病と合併すると動脈硬化が促進されてしまう事がありますので、脳卒中などの重篤な疾患の原因となる事があります。
降圧薬による治療、生活習慣の改善などをしっかり行っていくことが命を守る事につながります。