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資産運用について学ぼう

資産運用のイメージ画像

資産運用とは

これからの年金制度はどうなるか不安で、将来の生活費を少しでも増やしておきたいと考えるシニア世代の方も多く、投資による資産運用について検討中の人も多いといいます。

ただし、資産運用を勉強する際によく聞かれるリスクとリターンという言葉に、資産運用にはリスクがつきものなのかと不安を抱く方も少なくないようです。資産運用とは、自分が持っている現金や不動産、株等の資産を運用して、資産を増やす(リターン)ことを指します。日本社会では、超高齢化社会に進み、100歳を超える人も珍しくなくなり、ますます長生きをする高齢者が増える傾向にあります。

65歳で定年を迎え、退職をした場合、20歳から就職したと考えると勤続年数は45年となりますが、100歳まではさらに35年という長い人生を歩むことになるのです。その間、ずっと健康でいられる保障はなく、病気や怪我で働けなくなった場合、経済的に非常に困難に陥るリスクが高まります。そのような事態を避けるためにも、老後の資産運用について、正しく理解することが大切です。

老後の為の資産運用はいつから始めるべきかと足踏みしている人もいますが、検討を考えた時点で始めることがお勧めで、つまり、早ければ早いほどいいということになります。まずは投資による資産運用とはどのようなものか、リスクやリターンについても理解を深めることが重要です。

何に投資をすればいいのか

ひとくちに、資産運用の「資産」といってもその種類は様々です。代表的なものとしては、株や土地、マンション、FX、ビットコインのような仮想通貨など、すべて投資可能な資産となります。

老後の為の資産形成を検討する時には、少額投資非課税制度として最近知られるNISAや、個人型確定拠出年金であるiDeCo等の金融商品を活用するシニアが多い傾向にあります。

また、昨今は価値の変動が激しい「美術品」に投資をして、資産として扱う人も多く、美術品や骨董品の買取を担う専門業者なども存在します。

資産運用のメリット

投資期間を長く設定するのであれば、確実性が低い投資は避けて、リターンが小さいとしても、確実性のある投資をすることも可能です。それを実行する為にもできるだけ早い段階で投資を始めることが大切であり、投資を積み重ねることがポイントとなります。

老後の資産形成について、何もしないうちから漠然と不安に思う人が沢山おられますが、重要なことは、理解せずに怖がってはいけないということです。つまり、正しく必要な額を算出できれば、きちんと備えることにつながり、問題をハッキリとさせて気持ちも落ち着かせることができます。

資産運用のリスクとリターンをきちんと把握して、小さいリターンでも、リスクの低い投資を長期的に行うことで十分に老後の生活費を補う資産形成は可能です。ポイントは早く始めることですので、メリットを理解して早期の運用開始をお勧めします。

老後の資産運用におけるリスク

ハイリスクハイリターンと、ローリスクローリターンという言葉を聞いたことがあると思います。

リスクが高ければリターンは大きく、リスクが小さければリターンも小さいという意味ですが、この場合のリスクとは危険性ではなく、不確実性という意味なのです。老後の為の資産運用の場合は、目的が明確ですので、いつまでに、どれほど必要かという算出が容易にできます。つまり、不確実で当たれば大きいという投資は不要で、「特定の額が必要となる年までに、これだけの額を確実に増やす」ことを目的に投資すればリスクを抑えることができます。