心筋梗塞の症状
最近よく聞く心筋梗塞とは
最近タレントさんの死亡のニュースなどでも、心筋梗塞で…という話を耳にします。
心筋梗塞は今非常に多くなっていて、脂肪率も高い病気です。
非常に怖い病気なのですが、実際、心筋梗塞とはどういう病気といわれると「心臓の病気」位しか答えられないという方も多いでしょう。
心臓は人間の臓器の中でも重要な臓器です。
心臓の病気によっては「死」に直結してしまう可能性もあります。
心筋梗塞という病気の事をよく理解しておくことが重要です。
コレステロールや中性脂肪などが動脈に溜まってしまうと、動脈が詰まる、また血管自体が堅くなり弾力も柔軟性もなくなります。
このような状態を動脈硬化といいます。
動脈硬化状態だったり、血管内に脂肪の塊である「プラーク」が発生し、これが破れることで出来る血栓によって冠動脈が完全に詰まった状態になると、心臓の筋肉に血液がいかなくなります。
その状態を心筋梗塞といいます。
発症から3日以内(2週間以内とする場合もある)であれば急性心筋梗塞、発症から30日経過し心筋の壊死が線維化、症状が落ち着いた状態を陳旧性心筋梗塞といいます。
なぜ心筋梗塞になるのか
心筋梗塞が多くなっているという要因の一つに、日本人の食生活の変化があげられます。
動物性脂肪の多い高カロリー食品を食べる事が多くなり、これによって血液内のコレステロール、中性脂肪が増加します。
コレステロールや中性脂肪が血液内に増加すると過酸化脂質という物質が増え、血管壁に付着、血管を詰まらせたり、プラークがはじけて血管が破けるなどが要因となって心筋梗塞が起ります。
コレステロールは悪玉と善玉が存在していますが、善玉は悪玉を回収する事が出来、しっかり善玉が悪玉を回収する事が出来れば、プラークはできません。
しかし悪玉が優位になるとプラークを形成しやすくなってしまうので、悪玉と善玉のバランスがいいことが求められます。
動脈硬化状態にならないためには高血圧、脂質異常、糖尿病などにならないように日頃から食事、運動などに気を配る必要があります。
特に糖尿病は心筋梗塞のほか、腎臓や肝臓など様々な病気の要因となってしまうので甘くみず、血糖値コントロールをしっかり行う必要があるでしょう。
バランスの良い食事、野菜類をしっかり摂取し、水分補給もこまめに行う、さらにアルコールの過剰摂取、喫煙なども心臓に負担をかけます。
胸に激痛を感じる
心臓に今までに経験のない位の激痛が襲う、というのが一般的な症状です。
多くの方は、痛み、呼吸が出来ない、冷や汗、脂汗のようなものが出る、胃のあたりが痛むなどの症状を訴えます。
急性心筋梗塞は身動きが取れないほどの激痛と呼吸が出来ない状態に陥る事が多いです。
周りの方に助けを求める事が大切です。
特に心筋梗塞になりやすい年代、40代の方などは、激痛ではなくても上半身の胸部に何かいつもとは違う不快感があったり、不安な感じが取れないという時、すぐに病院へ行ってください。
心筋梗塞の前触れとして長い距離を歩いたり、急に走った時、胃や心臓のあたりが急に痛くなり収まった、また冷や汗が出たけど、少し休んでいたらよくなったという事があります。
激痛、またいつもとは違う不安感、不快感は必ず病院へ、激痛で動けないという時にはご家族に救急車を呼んでもらいましょう。
肥満にならないこと、運動を行う事、バランスのいい食事をとる事
血液の状態をよくしておくこと、心臓が弱くならないように血液が常に体の中をきれいに循環していることが求められます。
肥満になる要因には脂肪の過剰摂取、食べ過ぎ、飲み過ぎなどがありますので、野菜を中心に、バランスのいい食事を心がけることが重要です。
心臓に血液をしっかり送り、心臓の筋肉をしっかり動かしてくれるのは運動です。
特に有酸素運動は脂肪燃焼効果も高いので、ウォーキングやスロージョギングなどが効果的です。
またストレスをためると暴飲暴食につながるという事もあります。
ストレスのない生活を送るという事は難しいので、運動や趣味でストレスを発散させること、貯め込まない術を持つことも重要です。