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認知症の症状

物忘れではなく病気である

認知症というのは、病気で単純なもの忘れとは違っています。
そして、非常に身近な一つの病気で誰でもかかる恐れがあるものです。

いろいろな原因疾患が認知症にはあり、治るものも早めに見つけて治療するとあります。
そのため、本人のみでなく周りの人や家族が気づくことが大事です。

また、認知症の場合には、家族の長年にわたる介護やケアが別の病気とは異なって必要になるため、大変さがあり避けることができないものです。
このように非常に大変さが毎日繰り返されるため、認知症の人を介護している家族の場合は、疲れる場合も多くあります。
正しい認知症の病気に関しての知識を持って、認知症を理解して、早期に認知症を発見して治療することが必要です。

注意点として、認知症は老人性うつとの見分けが難しいため気を付けましょう。
老人性うつは、高齢者が発症するうつ病のことです。
うつ病は不眠の症状から深夜徘徊したり、暴力的になったりします。
まずは医師に相談しましょう。

身体にどのような症状が現れてくるか

では、認知症になった場合には、身体にどのような症状が現れてくるのでしょうか?
認知症の症状は、中核症状という全ての人に現れるものと、この症状とは区別して、周辺症状という個人によって症状が現れるか分からないものと、2つに大きく分類することができます。

まず、中核症状についてご紹介しましょう。
中核症状というのは、知的能力が低下するもので、症状が誰にでも現れるものです。

知的能力が低下する場合の初期の症状としては、記銘力障害という体験を新しくしたことを記憶できなかったり、もの忘れがひどくなったりするものや、記憶力障害という経験したことを忘れるというようなものがみられます。
症状が進むにつれて、見当識障害という周りや人の状況、場所、時間など、正しく自分が置かれている状態などを認識することができなくなるものもだんだん現れてきます。

次に、周辺症状についてご紹介しましょう。
症状が進んでくると、人によって異なる症状が現れるようになります。
以下に一例を紹介します。

・心の変化
不眠、妄想、幻覚、抑うつ
・行動の変化
暴力、徘徊、不眠、弄便、異食
・普段の生活の低下
食事、排泄、入浴などを行うことができない、身体への障害である歩行障害、便や尿が出にくかったりする、失禁したりする、食べ物を飲み込むことできにくくなる

どのような症状が出るかは個人差があるため、異変を感じたら早期に医師に相談しましょう。