盆栽を楽しむ
奥が深い世界
定年後のために何か趣味を始めたいと思っているような人も多くいるのではないでしょうか。
ここでは、定年後におすすめしたい、盆栽を楽しむ趣味についてご紹介しましょう。
盆栽と言うと、代表的な年寄りの趣味であるというようなイメージがあります。
おじいちゃんの家に子供の頃に行くと、何百というような盆栽の鉢があり、チョキチョキといつも剪定をしていたというような記憶がある人もいるでしょう。
このようなことをやっていてどのようなことが面白いのだろうかと思ったかもしれませんが、実は盆栽は結構面白いのです。
非常に盆栽の世界は奥が深いものです。
盆栽というのは、植木の平らな鉢に植えたものを、仕立てて美しい形にしていくものです。
模型やプラモデルと異なって、盆栽は植物であるため大きくなっていきます。
しかしながら、ゴーヤやトマトなどと異なって、大きくどんどんなって実できるというようなものでもありません。
また、盆栽の喜びは、成長する過程に微妙に手を加えて美しい形に仕上げていくことです。
植木のみでなく、鉢や苔、土などとともに、芸術作品にトータルでしていくのが盆栽です。
真柏や松は本格派で大きさもありますが、剪定や水やりは経験と知識が必要になります。
盆栽の美しいものは取引が高い値段で行われます。
部屋のインテリアとしてもミニ盆栽は人気になっています。
ミニ盆栽は、多くの種類があり、ケヤキや桜などのものもあります。
初めての人が始めるのであれば、小品盆栽やミニ盆栽で植え替えや剪定を覚えていく方がいいでしょう。
盆栽を始めるためにはどうすればいいか
では、盆栽を始めたいという場合にはどうすればいいのでしょうか?
盆栽を始めるためには、道具をホームセンターや園芸店で揃えることができます。
まず、剪定用のハサミ、受け皿、ジョウロ、肥料を揃えるようにしましょう。
専門店が盆栽はネットショップでも販売しています。
盆栽を仕立てる方法
ルールが盆栽を仕立てる方法にはあります。
盆栽のルールを把握して仕立てていけば、鑑賞眼が養われ、楽しくなります。
基本樹形についてご紹介しましょう。
直幹は、真っ直ぐ幹が伸びる形です。
斜幹は、斜めに幹が伸びる形です。
模様木は、曲線になりながら伸びる形です。
双幹・三幹は、幹が2~3本に根もとから別れて伸びる形です。
人工物である針金や鋏などを使用しますが、ルールは自然なイメージを出すことです。
盆の上で自然の厳しさや美しさを表現します。
これ以外にも多くの樹形があります。
植え替えが季節ごとに必要であったり、寒さに対する対策が必要であったり、花が咲いたり、害虫や病気から守ったりなど、変化がないように見えるかもしれませんが、非常に忙しいものです。
土に触れることは、癒しになり、体を使うため健康的でもあります。
盆栽が成長する記録をデジカメで撮ったり、仲間と盆栽を楽しんだりなど、非常に定年後の趣味としてはおすすめでしょう。