終活って何をするの?
より良く人生の最期を締めくくるための活動
終活というのはどのようなことをするのでしょうか?
一般的に、終活というのは、より良く人生の最期を締めくくるための活動、自分らしくより良く生きるための活動、ありがとうを大事な家族のために、さらに自分のために伝える活動のことを言います。
コマーシャルなどでも終活という言葉を、最近は聞く機会も多くなったのではないでしょうか。
終活は、ちょっと前までは活動を終焉に向けて行うものということで、初めは身内に迷惑がかからないように、身辺整理を元気なうちにしておこう。
このような感覚であり、どちらかと言えば、行っておく必要があることのみが強調されるようなイメージがありました。
しかしながら、人生の最期の準備というよりも、むしろ棚卸しを自分自身で行って、より豊かに今後を生きていくための活動というように理解する方が最近では適切になっています。
最近の終活に実際に取り組んでいるシニア世代は、非常に活動的です。
まだまだ仕事も趣味も現役、というような人たちが多くなってきているようで、本当に頼もしいかぎりです。
改めて、終活についてのイメージを考えることによって、今からの人生が違ったものになるでしょう。
死について語ったりすることは縁起が悪い
特に、死を日本人はタブー視するような傾向があります。
死について準備したり、語ったりすることに対して、縁起が悪いと思っているような人が多くいるようです。
では、本当に縁起が悪いことなのでしょうか?
生前に自分が全く死への準備をしていないために、遺った家族が困るようなことになれば、生前にこれを解決するのは果たしてそれほど縁起が悪いことなのでしょうか?
遺品整理の仕事をしている人は、むしろ逆ではないかと感じています。
このお仕事をしていると、生前整理の仕事を依頼される場合があるそうです。
生前整理は、自分が亡くなった後、遺品整理という負担を遺った家族にかけないようにするものです。
自分自身のために終活というのはありますが、何か自分にあった場合に、遺った家族への思いやり、愛情、感謝の表れ・気持ちなのです。
このようなことを考えながら、新しい人生を考える、終活を楽しむ、というような考え方が現在広がっています。
終活の目的は、負担を遺った家族にかけないということのみではありません。
もちろん、終活の大事な目的の一つは、自分が亡くなった後、負担を遺った家族にかけないようにすることもありますが、大切なのは想いを伝えることであると言えるでしょう。
終活は、非常に積極的な考え方なのです。