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定年後の夫婦トラブル

夫のライフスタイルの変化

定年になると、一気に夫が自宅にいる時間が多くなります。
そのため、定年後には夫婦間でのトラブルが多くなってきます。
ここでは、定年後の代表的な夫婦トラブルについてご紹介しましょう。

夫の在宅がストレスになる

夫の在宅がストレスになるトラブルのケースです。
ずっと自宅に夫がいるのがメンタル的な負担になり、強いストレスが妻に生じるケースです。
偏頭痛、動悸、高血圧、不眠、十二指腸潰瘍や胃などの病気を実際に引き起こす場合もあります。

一般的には、夫が一方的で妻が従順というような夫婦関係の場合に起きやすく、夫がこれに気がついていない場合がほとんどです。
このことが悪化してくると、熟年離婚になる場合もあります。

夫が濡れ落ち葉になる

夫が濡れ落ち葉になるトラブルのケースです。
このケースも、ずっと夫が自宅にいるようになったことが原因の主なものです。

夫がまだ現役であまり家庭を顧みなかった間に、妻が独自の生活のスタイルやネットワークを作り上げている。
この場合、妻が従来通り外に行こうとすると、その度に誰に会うのか、どこに行くのか、何時に帰るのかなど、干渉を濡れ落ち葉のように行って妻を束縛するため、強いストレスが妻に生じます。
束縛の症状が悪化すると、最終的には夫は妻の外出に一緒に行きたがるようになって、さらに妻のストレスが大きくなります。

夫が粗大ごみ化する

夫が粗大ごみ化するトラブルのケースです。
ずっと夫が自宅にいるが、一切家事を手伝わない場合も、相当の負担に妻にとってはなります。

定年前までは朝晩2回の食事と掃除、洗濯、お風呂の準備で終わっていた家事。
それが、自宅に夫が一日中いるようになったために、夫のために準備する食事の回数も多くなってしまうことも。
さらに、これはどこにあるのか、あれはどうしたのか、などと横になった状態で言われると、誰でも嫌になるでしょう。

勝手な思い込み

勝手な思い込みがトラブルになるケースです。
この代表的なケースが、妻もきっと賛成してくれるはずであると信じ込んで、田舎暮らしを勝手に決心してしまう場合です。
妻の場合は、いろいろなコミュニケーションを夫が知らないところで育んでいます。
そのため、急に田舎で暮らすと言うことでも、一人で勝手にと答えるしかありません。

夫婦間のコミュニケーションが足りないことから生じる

このようなトラブルのケースは、他にもいろいろあります。
ほとんどは、夫婦間のコミュニケーションが足りないことから生じるものです。
ひとりよがりの押しつけや勝手な思い込み、過剰な干渉や配慮のない応対は避け、しっかりそれぞれ夫婦が自立して相手を尊重し、ちょうどいいつながり感を維持して生活していくことこそが、定年後の夫婦が幸せになる生活スタイルでしょう。